頭痛外来
当院の頭痛外来のご案内
診療日
毎週火曜日 午前外来
※完全予約制となっております(新患の方も予約可能です)
【予約受付電話番号】TEL:011-717-2131 ※月曜~金曜 午前11時~午後4時
担当医師
氏名 | 吉本 哲之(よしもと てつゆき) |
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役職名 | 副院長、脳卒中センター脳卒中診療外科部長 |
出身校 | 北大脳神経外科入局 日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医・評議員、 日本脳卒中の外科学会技術指導医、日本脳循環代謝学会評議員、 日本頭痛学会専門医、北海道脳卒中研究会世話人、難病指定医 |
得意分野 | 脳血管障害、虚血性疾患の血行再建術、モヤモヤ病、 脳動脈瘤の外科的治療、片頭痛、など |
コメント | 脳血管障害は身近に存在する疾患です。麻痺や言葉のもつれなどはもちろんのこと、頭痛が心配な時でもお気軽に診させてください。 |
頭痛について
頭痛を持つ人の割合(有病率)は約40%と、高血圧についで多くの人が頭痛に悩んでいます。『たかが頭痛、されど頭痛』で、”すぐに改善されるような頭痛”と思っていても繰り返し痛み止めを服用し、じっと堪え忍び、嵐の過ぎ去るのを待ちます。そんな長引く頭痛によって、日常生活、仕事、家族や大切な人との関係やライフイベントに大きな支障をきたすなど、頭痛のため多くの人が人生の貴重な時間を犠牲にされています。また、頭痛が治まったあとも全てが正常には戻らず、何らかの支障を繰り返します。
そのような頭痛で悩まれている人が医療機関を受診される割合はおよそ5割程度とされ、また頭痛に対して治療や予防の医療を受けられている方はおよそ1割程度に満たないと言われています。多くの方は自分の体質だと思い、生活の一部を切り取られ、耐え忍んでいるのです。また薬に頼り連日多くの薬を飲むことになり、慢性化します。それとともに薬の常習、乱用となって逆に頭痛に敏感になり、また薬に頼るという悪循環に陥ってしまいます。
頭痛はどうして起こるのでしょうか。
多くの頭痛は頭蓋骨内外に頭痛の原因となる病気が認められない一次性頭痛です。ただ1割程度は何か原因となる病気が存在し、それによって起こされる二次性頭痛です。その場合の頭痛は一つの危険信号であるためきちんと検査、診断が必要です。不安なキモチがさらに頭痛を悪化させます。
一次性頭痛には筋肉などの緊張からくる頭痛と片頭痛がありますが、両者の混合タイプの頭痛を経験する場合もあります。患者さんによって異なるその頭痛のタイプを紐解き、それに合う治療を検討することが頭痛の治療です。慢性に長引く頭痛や薬の乱用型頭痛も闇雲に治療薬を飲むのではなく患者さんにあった薬を用い予防も行うことが大切になります。
最近頭痛の治療は新たな時代となっています。治療薬も多種に増え、また予防も新たな治療法が確立してきています。多くの方がそれらの薬剤の恩恵に預かり生活上の支障が改善されています。
当院では、頭痛の専門医が、まず患者さんから詳しく情報をいただいた上で精査を行い、個々の患者さんの頭痛に向き合い、患者さんが安心し、少しでも頭痛に囚われない生活が送れることを目指して、治療、予防を検討します。
頭痛で悩まれている方、我慢されている方はどうかお気軽に一歩前に進み受診を検討してみてはいかがでしょうか。
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