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北海道神経外科記念病院の地域貢献への取り組み
当院は、災害における断水時に近隣にお住まいの方に対し地下飲料水をご提供させていただきます。
平成24年9月3日(月)当院5階カンファレンスルームにおいて、当院と八軒まちづくり協議会、八軒中央連合町内会との間で「災害時における地下水の供給に関する協定書」を締結しました。
(左から、八軒まちづくり協議会 土肥会長、広川 西区長、当院 三森理事長、八軒中央連合町内会 勝海会長)
当院では、本年4月の移転を機に災害時における病院機能ライフラインの確保を目的として、敷地内に170mの井戸を掘削し、その井戸より地下水を汲み上げ、飲料水の処理をする「地下水膜ろ過システム」を導入しました。現在、院内で使用する水の約8割を地下水、約2割を従来の市水と混合して使用しています。
このシステムは、1日約88トンの「高度膜ろ過処理」をした飲料水を造水することが可能であり、非常用自家発電機とも連動していることから、災害時の停電・断水時にも安定した地下飲料水の供給を可能としております。
当院では、一日平均約57トンの水を使用しますので、製造余剰分である約31トンの飲料水を災害時に供給することで、八軒まちづくり協議会と八軒中央連合町内会との間で合意しました。1人1日当たり2㍑を供給した場合、約15,000人に対し供給することが可能です。
災害発生時には、ペットボトルやポリタンク等の容器を各自が用意した上で、当院駐車場に備え付けている散水栓から地下飲料水の提供をさせていただきます。
本取り組みを通じまして、今後も医療だけではなく、さまざまな分野で地域に貢献させていただきたいと考えております。
関連報道
【新聞】
平成24年9月4日(火)北海道新聞朝刊に掲載されました。
平成24年5月8日(火)日本経済新聞に掲載されました。
【テレビ】
平成24年9月3日(月)16:45~ HBCテレビ 「北海道ニュース1」
にて調印式の様子が紹介されました。
【ラジオ】
平成24年9月14日(金)15:15~ 三角山放送局 「フライデー・スピーカーズ」
にて災害時協定の取り組みについて紹介されました。
関連リリース
- 2012年9月3日
- 「災害時における地下水の供給に関する協定書」調印式
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